知事、墨田で旬な農産物をPR | |||
「旬果旬菜セールス」と名付けたPR活動で、知事が流通現場のトップや消費者と意見を交わし、継続的な関係を築いて県産品の販売促進につなげる狙い。毎月1回行う。 初回は創業226年の「亀太商店」を訪問した。30数種類を扱い、県産は夢しずくや七夕コシヒカリなど5種類をそろえ、人気という。古川知事はエプロン姿で高温に強い新品種「佐賀37号」のおにぎりや2合袋をふるまい、「来季から本格参入します。気候変化に合わせた米で期待を」と宣伝した。 「五ツ星お米マイスター」の市野澤利明同店副代表は「トップ自らの売り込みで熱意を感じた。情報交換もできたし、佐賀米に力を入れたい」と話した。次回は来月19日、大阪で佐賀牛を売り込む。 【写真】旬な県産農産物をPRする「旬果旬菜セールス」で、新米を米専門店や消費者に売り込む古川康知事=東京都墨田区の亀太商店 |
20年11月27日 佐賀新聞
知事はとても気さくなお人柄、当店にこられたお客様のハートをぐっとつかんで、佐賀米をアピールしていただきました。とても楽しいひと時でした。
20年11月26日 古川佐賀県知事が 亀太
に佐賀米のPRにおいでくださいました。
佐賀県の古川康知事は26日、来年度から同県内で本格栽培する高温障害に強い新品種米「佐賀37号」を都内の米穀店にPRした。地球温暖化に伴い、高温に耐久性があるコメの作付けが九州で広がっているが、知名度不足で価格が低迷するなど苦戦中。古川知事は生産に先立ちトップセールスに乗り出した。
古川知事が訪ねたのは、首都圏に13店ある佐賀米販売協力店のうち取扱量が多い東京都墨田区の亀太商店。同店副代表の市野澤利明さん(50)は日本米穀小売商業組合連合会が認定する五ツ星お米マイスターで、佐賀37号の試食用おにぎりを食べ「甘くて東北にはない味。売れそうだ」と高く評価。買い物客の主婦増地良枝さん(72)も「もちもちしておいしい」と話した。
九州では温暖化の影響で米粒が白く濁ったり、粒が小さくなったりする高温障害が問題化。佐賀県でも2007年産米の品質や収量に影響が出た。佐賀37号は同県農業試験研究センターが開発。ヒノヒカリに次ぐ主力品種と期待され、来年度から1000ヘクタールを作付けする。
=2008/11/27付 西日本新聞朝刊=